不当解雇・雇い止め
■不当解雇
正社員の場合、会社が従業員を解雇するためには合理的な理由が必要です。
例えば、能力不足、協調性の欠如、遅刻欠勤等を理由とする解雇であっても、十分な指導をしても改善がみられない場合でなければ合理的な理由がないとして不当解雇に該当します。
■雇止め
契約社員など、雇用期間が決まっている契約の場合、契約を更新せずに契約を終了する雇い止めをしたとしても原則として違法にはなりません。
しかし、雇止めが不当な理由によるものである場合には雇止めが違法となる可能性があります。
具体的には、契約の内容が実質的には無期限雇用と同様である場合や、契約が更新されることについて合理的な期待が生じている場合、雇止めが違法となるケースがあります。
■不当解雇・雇い止めについて争う方法
・証拠収集
まずは、不当解雇・雇い止めに関する証拠を集めましょう。
証拠をもとに、不当解雇・雇い止めに合理的な理由があったかを判断しましょう。
また、会社に対して不当解雇・雇い止めの理由についても確認しておきましょう。
・労基署に相談する
労基署に相談するのも有効な手段ではあります。
ただし、労基署は会社の雇止め等が有効であるか等の実体的な判断をしないため、注意が必要です。
・労働審判や訴訟を行う
労働審判や訴訟を行うことも、有効な解決策です。
これらの手続きを行う際には弁護士にご相談されることをお勧めします。
ナンバ合同法律事務所は、大阪市、堺市、東大阪市、吹田市を中心に、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県などにお住いの方から、労働問題をはじめとして、相続離婚、交通事故、不動産、借金問題、外国人事件、法人、成年後見など関するご相談を承っております。
事前予約で休日・時間外も相談が可能となっておりますので、お困りの際にはお気軽に当事務所までご相談ください。
ご依頼者様のご意見に沿った適切な解決策をご提案させていただきます。
当事務所が提供する基礎知識
-
未払いの退職金を請求...
退職金は、多くの会社においてその制度が設計されており、職場を去る際にその支払いが行われるのが一般的です。しかし、必ずしも支払いがスムーズに行われるとは限りません。時には未払いのまま放置されることもあります。本稿では、未払 […]
-
窃盗や詐欺・恐喝、横...
窃盗や詐欺、恐喝、横領は、いずれも財産に対する罪であり、財産犯と呼ばれています。 窃盗罪は、他人の占有する財物を、持ち主の意思に反して自身の占有下に置くことを犯罪としています。占有とは、その者を事実上支配してい […]
-
相続人と連絡が取れな...
遺産相続の手続きを進める場合、相続人の確定をして遺産分割を行う必要があります。相続人の確定は相続手続きにおいて非常に重要です。とはいえ、状況によっては、疎遠な相続人と連絡が取れないというケースもあると思います。今回は、相 […]
-
訴訟(使用者側・労働...
■労働訴訟とは労働訴訟とは、訴訟のなかでも労働問題を争点とするものをいいます。当事者間での示談がまとまらなかったり、労働審判に対して異議が申し立てられた場合などには労働訴訟を行うことがあります。 ■労働訴訟の流 […]
-
交通事故
交通事故の際には示談交渉を行います。示談交渉とは、被害者と加害者側が、裁判以外の話し合いによって合意する解決方法を指します。示談交渉の流れは、まず、被害者が被った交通事故の損害が確定した後、加害者側の任意保険会社から示談 […]
-
公正証書遺言の効力|...
公正証書遺言とは、公証役場において公証人、証人2人の立ち会いの元に作成された公正証書としての遺言書のことをいいます。そして、公正証書遺言には、財産に関する事、相続権に関する事、遺言の実現に関する事について遺言としての法的 […]
よく検索されるキーワード
弁護士紹介
大阪弁護士会
奥山 泰行 弁護士
大阪弁護士会
原 啓一郎 弁護士
事務所概要
名称 | ナンバ合同法律事務所 |
---|---|
所在地 | 〒556-0016 大阪府大阪市浪速区元町1-5-7 ナンバプラザビル8階802 |
TEL | 06-6633-5777 |
FAX | 06-6633-1417 |
営業時間 | 9:30~17:30 ※時間外も対応可能です(要予約) |
定休日 | 土・日・祝 ※休日も対応可能です(要予約) |